おいしさの秘密① ~ぶどう作りに適した土地~
菊田農園のある東広島市河内町宇山。この土地は標高が350mほどあり、南傾斜で昼夜の寒暖差がとても大きい場所です。夏の昼間に気温が30℃を超えても、夜には15℃くらいまで下がります。
この寒暖差が、ぶどうを甘くするのにとても重要になります。ぶどうの実は24時間甘さのもとになる糖を作り続けていますが、同時に消費もしています。ですが夜の気温が低いと、この糖の消費を抑制することができ、果実をより甘くすることができるのです。
菊田農園では、ぶどうを育てる土壌の水の量や温度湿度・肥料の量を適切に管理するために、根域制限栽培という農法を取り入れています。
根域制限栽培とは、ぶどうの木を地植えにするのではなく、写真のように木の周りの土を囲って根の生育を制限しながら育てる栽培法です。
根の生育を制限すると育ちが悪くなるのでは?と思われるかもしれませんが、根の生育を適正に管理することで、木が吸う水の量や木の大きさ、果実の大きさも安定して管理できるようになり、どの木に実ったぶどうも安定しておいしく、同じ品質で出荷できるようになるのです。
おいしさの秘密② ~根域制限栽培~
安心・安全なぶどうをお届けするために
皆様や皆様の大切な人に安心して食べてもらえるように日々努力しています。
ぶどうをはじめとする果実は収穫までの間に病気や害虫に狙われています。
農薬を使わず栽培することは、収穫できる量が激減し見た目も贈答品としては好ましくないぶどうができてしまいます。
そのため 必要最低限での防除を徹底しています。
農薬の性質や機能の理解を深め、適切な時期に適切な量を使用することで低農薬を目指します。
また圃場内や圃場周辺を定期的に草を刈り害虫の侵入を防ぐ対策をしています。
おいしさの秘密③ ~農薬低減の取り組み~
おいしさの秘密④ ~365日慈しみながら育てています~
菊田農園のぶどうは、品種によっても異なりますが、一般にスーパーなどで売られているぶどうよりも味が濃厚で粒が大きいのが特徴です。粒が大きいとその分味も薄くなりがちですが、上手に摘果したり、水の量や葉の数を適切に管理したりすることで、大粒でも甘くて食感が良く、香り豊かなぶどうに育つよう工夫しています。